マーケティングミックスの4Pはお聞きになったことがあると思います。
プロダクツ(商品、製品)、プライス(価格政策)、プロモーション(広告宣伝、販売促進)、プレース(流通)の組合せです。

その中でも価格政策は大きな要素です。
最近、材料費の値上がり、消費税アップなどに対応して、販売価格を改訂するにはどうすれば良いか、という質問をよく受けます。
価格の決め方について、整理しますので参考にしてください。
大きくは3つの方法があります。

①原価に、利益をのせて決める方法。
  野菜、魚など毎日卸市場で仕入れて値段を決める(日々変動する)
  (例)100円で仕入れた品物に、30%の利益をのせて設定
     100円+30円(値入率30%)=130円(売価)

②原価から、粗利益率を設定して売価を決める方法(一定期間その価格)
  (例)100円で仕入れた品物に、粗利益率30%が取れるには、いくらで売れば良いか
     100円 ÷ (100%-30%)=143円

③販売価格を決めてから、いくらの原価のものを使えば(仕入れれば)良いか
  (例)売価100円で売り、粗利益率30%確保するためには、いくらの原価(材料)を使えば良いのか
     100円 × (100%-30%)=70円